受けるよりも与えるほうが幸いである
使徒の働き 20章35節
ある人から聞いた言葉が忘れられません。
「すべて私たちが手にするものは実でもあり、種でもある」
植物は、年月かけて成長し、結果として実を結びます。実は、色鮮やかであり、味も良く、栄養もあって、私たちに多くのものを与えてくれます。私たちはそれを喜んで味わい、満足しています。
その一方で、植物の実は種を生み出し、その種はもう一度土にまかれて、次の実りにむかって成長していきます。その結果として、より多くの次の実りを期待することができます。
同じように、私たちが毎日の歩みの中で手にするものは、実でもあり、種でもあります。つまり、自分自身がそれを良いとして受け取り、喜び、楽しむことができます。と同時に、それを活用して、自分だけでなく、大切な人にも喜びを分け与えることができるというのです。
神さまは、私たちの歩みに多くの良いものを与えてくださっています。それは、私たち自身が喜ぶためだけではありません。それを活用して大切な人やまわりの多くの人に祝福が及んでいくためでもあります。
このことを真剣に受け止めるならば、私たちの人生はずいぶんと違うものになるはずです。ものの見方や考え方、他人に対する態度、お金や時間の使い方、優先順位など……。神さまから多くのものを受け取っているにふさわしい歩みへと導かれていきましょう。
一月の礼拝では「実?種?」というシリーズでみことばが語られます。神さまからの語りかけを期待して、ご出席ください。
牧師 中澤信幸
(月刊『シャローム』2007年1月号巻頭言)

