はじめに
この小冊子は、『知識』という書物によって、ものみの塔の信仰を学ぼうとしている方々のために、用意しました。
エホバの証人は、これまで15年間にわたり、『あなたは地上の楽園で永遠に生きられます』という書物を用いて研究生を教えてきました。しかし、昨年11月1日号の『ものみの塔』誌において、「マタイの書24章34節の『この世代』は、文字どおりの意味ではなく、『邪悪な世代』という霊的な意味だ」と、解釈を変更しました。その結果、『楽園』の書物は使えなくなりました。その書物の154頁に、「1914年の出来事を見た世代が終わるまでにハルマゲドンが来る」と、これまで100年間教えてきた、従来の解釈が明確に述べられているからです。
ますが、ほんとうにそうでしょうか。
2.「聖書こそ、永遠の命に導く、神についての知識を明らかにする本」と主張していますが、ヨハネ5:39-40はそのように言っているでしょうか。あるいは、■テモテ3:15は、この書物のような言い方をしているでしょうか。
21節
1.「神についての知識を見いだすために聖書を注意深く調べてみてください」と述べていますが、使徒17:11のベレヤの人々は、どのようなことを中心に聖書を調べたのでしょうか。使徒17:2-3を合わせて読みながら、考えてください。
2.神がまず求めていることは、「考え方や行動の調整をすること」でしょうか。新約聖書がまず求めていることは、イエスを信じること、受け入れることではないでしょうか。
22節
1.「聖書の研究に反対する」と述べていますが、家族が反対する場合は、そのほとんどが「ものみの塔の信仰内容と研究方法」に対してです。彼らは、聖書を学ぶことに反対しているのではなく、その信仰のカルト性に対してなのです。この区別をすべきだと思いますが、いかがでしょうか。
2.イエスが否認する、と宣言されたのは、イエスとの結びつきを告白しない人のことです。すると、『知識』の著者は、聖書の研究をしたなら、イエスとの結びつきが起こる、という前提に立っていることになります。それでは、永遠の命を受けるには、神についての知識を取り入れることが必要だ、というこれまでの主張と違ってしまいます。あなたはどう思いますか。
3.もし誰かが、「あなたがカルト教団に関係している」と言った場合、その人が定義する「カルト教団」とは、どのようなものでしょうか。
4.ここでは、ものみの塔がカルト教団ではないという前提に立っていますが、ものみの塔は、カルト教団についてどのような定義をしているのでしょうか。
5.この『知識』の書物を学ぶことは、「実際には、あなたは神とその真理についての正確な知識を得ようと努力しているだけ」でしょうか。むしろ、ものみの塔の聖書解釈に基づく、ものみの塔の教理を学ぼうとしているのではないでしょうか。
6.■テモテ2:3-4で「真理」と言われている内容はどのようなものでしょうか。続く5-7節を読んで考えてくださいませんか。
7.「道理をわきまえた話し方」というのは、どのような話し方でしょうか。多くのエホバの証人は、反対する人をサタン呼ばわりし、耳をかしません。それは道理をわきまえた話し方と言えるでしょうか。
23節
1.「神からの知識に依存しています」という表現は、み言葉と『知識』の書物が教えようとしていることとを混同しているのではないでしょうか。
2.「聖書を毎日読む」と言っていますが、聖書だけでよいのでしょうか。聖書を自分で解釈して読んでもよいでしょうか。
3.詩篇19:11は、律法を守ることが祝福をもたらす、と言っています。しかし、この『知識』は、聖書を読むなら、ということに適用しています。全くの見当違いとは言えませんが、意味を少しづつずらして適用していくことは、結局、聖書の意味を曖昧にしてしまうことに通じるのではないでしょうか。

